あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

Switch版FF3をやってみた

※注意ネタバレ含みます。(クリアした人向けの記事になります)

 

FF3のBGMが聴きたくなってSwitch版のピクセルリマスターをプレイしました。

最後にプレイしたのが10年以上前…(下手したら20年以上??)

FC版しかやった事ない上に、魔剣士の洞窟辺りでギブアップして未クリアだったんですよ(;・∀・)

てか、久しぶりプレイしましたがチビッコには難しいでしょこれ。

隠し通路に速攻手に入るカヌー飛空艇戦闘に参加しない同行者…と最序盤から新しい事にチャレンジしていてワクワクはたまらないのですが、クリスタルタワーからラスボス撃破までノーセーブの期間が長過ぎる(;゚Д゚)

いえ、前情報で長い事は聞いてはいたのですが、クリスタルタワー自体は1フロアが思ってたほど広くなくて、そこまでじゃなかったんです。

問題はそこにいる魔王を倒した後よ。

後戻り出来ない空間に飛ばされて、ボス4体(+宝箱から出る魔王のクローン4体)のいるマップを攻略した上でラスボスと戦うのですが、当然FCじゃ途中で負けたらクリスタルタワー突撃前のセーブからやり直し

(倒せても突入前のデータしか残らないんだけどね)

うん、本当はそのタイミングでゲームでも唯一のダンジョン内セーブポイントがあったらしいのですよ。

とあるデバッガーさんが「チョロイ」なんて言ったモノだから、売り言葉に買い言葉でセーブポイント撤廃しちゃったらしい

ツクラ―の皆は身内プレイヤーからの「簡単」という感想を真に受けたらダメだぞ!

FC版をクリアした方には申し訳ないが、当時ラスダン前にリタイヤした自分を誉めてあげたい。

そもそも私はゲームが好きでもウデマエはヨロシクナイのである。

 

とはいえ、数々のフェス作品をクリアして来た今の私にかかればFF3と言えどゲームオーバー片手くらいでEDまでは行けてしまうのだ。

(Switch版はオートセーブ機能でマップが切り替わった辺りからやり直せる)

むしろゲームは1日1時間までみたいな制限が無い&いざという時のネット検索でゲーム内のブースト機能を未使用でも有利だ。

加えてリマスター版は地図表示にモンスター図鑑完備と致せりつくせりでもある。

(あまり影響なかったけど、ジョブチェンジ時のポイント消費も撤廃されてたっけ)

でね、そこで初めて知ったのよ。

 

デッシュ生きてんじゃん!

Σ(・□・;)

 

もうね、こちとら年単位で死んでたものと思ってたわけですよ。

したら

私が冒険してる間、ずっとあの場所で修理してたんだって…

 

ずっと…まじか、まじか

 

これ思い立ってプレイしなかったら、生涯アンタの事死んだものだと思ってたよ。

ED含めてオイシイ立ち位置だったし。

ナンダコレナンダコレ…ってなりました。

 

フィールド、通常戦闘、ボス戦、ダンジョン、飛空艇のBGMなんかは好きで、幸い今回のピクセルリマスター版はFC音源に切り替え出来たのでそちらでプレイしておりました。

(アレンジ版は私が求めてた音とは違ったのよ)

 

終盤がアレだったけど、この作品ならではの新しい事に当時チャレンジされてた感が幾つも見えて、今プレイしても面白かったです。

また、天野喜考先生のデザインしたモンスターをドットグラに落とし込んでるのですが、これがかなり再現度が高くて、この歳になってその凄さが分かるようになりました。(リマスター版は当時の画像と図鑑を見れるので見比べて欲しい)

同時期のドラクエ(あるいは他のRPG)で出来ない事を形にして、限界突破の最強のRPGを作ろうとしてたのが観えるんですよ。

栄える映像美や乗り物や仕掛けに、ジョブ特性にダンジョン攻略のギミック…。

最強の一角であったドラクエと差別化した上で、自分たちのウリを押し出した最強の一本。

そういう思いもあったんじゃないでしょうか。

(調べた所、DQ4が1990年2月11日発売、同年にFF3が4月27日発売したらしいです)

というか、若ゲのいたりの1話(FF1企画)時点で

「打倒『ドラクエ』を旗印にします」って言ってましたね。

 

個人的にはナンバリングなら6と7はドラクエよりもFFの方が好きですし、クオリティ的には一度追い抜いてると思うのですがどうでしょう?

(3~5はどちらのタイトルも面白くて甲乙つけれない)

ちなみに8辺りからは両者ナンバリング付けなくても良くないか…って離れ始めてた時期ですね。

差別化という所ではテイルズシリーズがココに上手く切り込んで来た様に思います。

 

大分ズレてしまいましたが、レトロよりのRPGツクラ―として学びも多い一作でした。

小人になって魔法で戦う…みたいな発想のRPGは久しく見てないよね。

人間ドラマに振りがちだけど、今一度レトロRPG時代のトンデモな発想の冒険を織り交ぜたゲームデザインを見直しても良いのではと思った今日この頃でした。