あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

ツクール歴を振り返る①

私が最初に触れたのはSFCで発売されたRPGツクールSUPER DANTE

当時のお値段は9800(税別)

ドラクエFFが好きだった私には自分の好みでゲームが作れる(それもRPG)というのは夢のソフトでした。

このゲームあったら、もう他のゲーム買わなくてもいいじゃん!とか本気で思ってましたもん(;^ω^)

SFCソフトの外箱がこれまた大きくて、2DSLL本体の別売りケースくらいのサイズがあったんですよ。

パッケージイラストが良くて、獣人タイプのPTキャラが載っていたりドラクエともFFとも違う世界観に想像力が掻き立てられたよね。

前情報も全然入れずに購入したRPGツクールはシュレディンガーの猫の如く、天地創造神ゲーでした。

 

まあ、ツクラ―の方なら お察しの通り

直ぐに現実を知る事になるのですが(´_ゝ`)

 

家庭用第一弾のRPGツクールでは制作できるデータは一つまででした。

正確にはバックアップ用の外付けハード(ターボファイルツイン)を使う事で そちらに幾つかセーブできたのですが、うちの地域じゃそんな物見かけた事もありませんでしたね。

(ちなみに検索したらお値段7875円ってあったから買えたかも怪しい)

他に作りたいゲームが浮かんだら前の作りかけを消して作り始めるのですが、恐ろしい事にドラクエ冒険の書以上に制作データが飛び易かったんですよ。

呪いの音楽や「お気の毒ですが~」みたいなメッセージが流れる事は無いんだけど、プレイ開始するとタイトル無しで初期状態の透明キャラ海の上スタートになるんです。

そうです。

これが後に言われるエターナルの海って奴の由来です。

バグとか仕様よりも、このセーブの消え易さが何よりネックでした。

 

とは言え初めてのTVゲーム制作は面白かったです。

ノートにデザイン案を書いた事もあったし、ファンタジー、現代、ホラー…趣味で描いてたノート漫画とは別ベクトルで、想像しては完成も公開も視野に入れずに作りたい物を刹那的に作って出来た部分までを遊ぶの繰り返しでした。

Aボタン押すと刈れる植物イベントとか作れるだけで楽しかった思い出。

例に漏れず、本編そっちのけで隠しイベントに仲間、アイテムとかノリノリで作ったりしてました。

残り容量とか気にする割りに完成まで行った事無かったなあ

(;´∀`)

BGMが他の市販ゲーと違う独特の良さがあって、そこも想像力を掻き立ててくれるのが良かったです。

一方でアイテムの持ち変えが不便だったり、装備できるキャラが分かり難かったり…この辺りの不満点は次作以降に改善されていくのですが、『仕様を知った上で好きに作る』という家庭用ツクールの根本は初代から植え付けられました。

同じような思いをされた方が多数なのか、新しいツクールが出ると前もって未体験のプレイヤーに『夢を壊す様で悪いが…』と助言するシーンに出くわす事も少なくないです

(;'∀')

 

ちなみに私が最初に作って友達に見せた作品は、

序盤で育ての親が敵に倒されるシーンを唐突に入れた結果、お涙どころか笑われた上、強制敗北イベントを入れようとしたら仕様で出来なくて仇の敵に倒されてゲームオーバーで爆笑されたとかだったかな…

(ノД`)・゜・。

回りの子は

好きなラノベの2次創作(ゴクドーくん)だったり、FFっぽかったり、ドラクエっぽいのだったかな?

クオリティは間違いなく自分が低かったし、以降は公開とか考えずにやってた覚えがあります。

ただ、上手かった子が完成させたとか次回作に手を出したとかは聞かなかったし、情熱…と呼ぶ程の物では無かったけどハマり方だけは私が上回ったんでしょうね(謎マウント)

これはツクールに限らずなのですが、

自分より上手い、センスや才能のある人なんてのは、どの分野でも必ずいるんですよ。

そこで打ちのめされて辞める人もいれば、受け入れた上で続ける人もいる。

当時の自分に自主コンで受賞するとか言っても絶対に信じないだろうけど、続けた結果の一つが実った事は誇りにして欲しい。

あの日、君が手にした夢のカギが沢山の扉を開いて辿り着いた世界…

 

あれ?

一回目から締めに入ってない(;゚Д゚)