私が初めて頂いたツクール作品の感想はDS+の一作目【ご奉仕☆退魔伝】で2chのツクールスレでした。
著名でしたし、お相手の方も私が読む事など思わず感想を上げたのでしょう。
誉められる様な内容ではありませんでしたし、何なら『最初のボスで投げた』とかそういったモノだったと記憶しております。
当時は初投稿&初公開でしたし、EDまで頑張って作ったので、それはもう悔しい気持ちと受け入れて貰えなかった不安でいっぱいでした。
ただ、その方の仰る事も確かで。
その作品はPTメンバーの二人が前半は自動戦闘な上、初見ではシンボルエンカでレベル上げが出来る事も分かり難い作りでした。
オマケにスタートも下ネタ会話で長々と掛け合いしてましたし。
自作品でなかったら私も投げてますね。しかもボス戦前に。
ちなみに今の様に常時アップロード出来る場所は無くて、コンテスト時に投稿出来るだけだったので直ぐに修正版を上げるなんて事も出来ない時代のお話です。
それから数年経って、ツクラ―の間で少人数の自主コンテストが開催されました。
私は【GINGA☆ギンガ】という2作目の作品を作って参加。
そこで初めて他のツクラ―さんと交流の場を頂き、互いの作品をプレイし合い、専用の掲示板で直接感想を頂きました。
そして、その時初めて気付きました。
うわっ みんな制作のレベルが高い!
私は なんて自分よがりで
遊び辛い作品を作っていたのだろう…
著名で無かった事もあり、皆さま言葉を選んで大変気を使われて感想を下さっているのが、よく分かりました。
だって、みんなの作品の完成度が全然違ったから。
最初の内こそは強がった返信をしていたものの、他の方の作品をプレイするほどにアカン、痛い子だったんだ自分…って思い知りました。
覚えてる範囲ですと
隠し要素的な話をしてるけど、単にヒントが無くて導線が分からないだけだったとかね…本当に痛い。
対して、感想をくれた方々には
『DS+で作れる面白い作品とは、遊べるゲームとは何か』を言葉じゃなくて作品で見せられましたからね。
ぐうの音も出ませんでした。
ただ、その時に得た物が大きくて
テストプレイの度に遊び易さや画面の向こうのプレイヤーさんのメリットなんかは意識する事が増えました。
シナリオ面は表現力が至らず未だ難解な部分もありますが、ただ作っていた頃よりも徐々に伝えたい事・見せたい物は表に出せるようになって来たと頂いた感想から手応えを感じるようにはなりました。
(その裏にあるイマイチだった部分なんかも文面から伝わったりね…フフフ)
苦い思い出でもあるのだけど、感想を生かすも殺すも作者次第。
そんなお話でした。