ツクールMVT(Switch)作品
カンテラさんの【縁了先生の妖怪百談】をプレイしました。
プレイ時間は全話見て2時間40分ほど。
前作プレイ済の方向けに3話からスタート出来るようになっていて
1から2話が30~40分、3話から最終話までが1時間半~2時間くらいの平均プレイ時間になるかと思います。
私は2話の過去話が好きだったので改めて1話から、質問回数0、間違い0プレイで行かせて頂きました。
住民録が潤ったよ!やったね☆
お話は全6話構成になっていて、
以前公開された【妖怪問答(仮)】の完成版作品になります。
以前の記事は↑から
世の中の摩訶不思議な出来事は妖怪のせいと片付けられてしまいがちな時代。
それに異を唱え、哲学を用いて答えを導き出す学者・縁了先生がおりました。
勘違いの無いように付け加えますと、先生は妖怪の存在を否定している訳では御座いません。
ただ、物事にはそれが起こった原因となるモノがあり
突き詰めれば、それは怪異の類などの仕業ではなく
時に他の生物や人間が、時に自然現象だったり、噂や誤解が膨らんで紡がれた事件が多く存在するのです。
それらを解き明かしつつ、妖怪という存在と向き合う面白・・・ゲフンッ!
お偉い先生が縁了という男なのです。
彼を慕う一番弟子の少年・月太郎は、お手伝いや妖怪の勉強をしながら、いつか本物の妖怪に出逢う日を夢見ておりました。
そんな二人が暮らす町外れのお屋敷に
今日も一人の男が摩訶不思議なお話を持って来たようです・・・
~各話感想~
第一話「歌う古木の怪」
正体が分かっても怖い!
摩訶不思議で放置したら駄目だなって教訓にもなったお話。
改めて見返すと、すでに作品の軸は出来上がっていたんですね。
第二話「石降りの怪」
後のお話にも繋がって来る重要回。
2話目にして縁了先生や月太郎のキャラが掴めた感じです。
花夢あたりでコミックスやアニメにしてくれないか?
ボロ泣きする準備は出来てるぜ!
第三話「幽霊の足あと」
こういう矛盾を感じるタイトル好きです。
この回の魅力は入口の飛び跳ねるニャンコとひより姉だ。異論は認める。
調査パートが面白かったです!町並みも良い!
第四話「化け物屋敷の怪」
縁了先生の探索パートワクワク回。
縄の代わりを見つけた時も表情変えずに、はぎ取ってそうな姿を想像して笑いました。
こういう究明していく感じ大好き。
対して、太助の昔話は自分も騙されそうで笑い事では無かったという
(/ω\)
第五話「涙を流すサクラの木?」
月太郎君の心情に刹那五月雨撃ち回。
2話が刺さった人を、この回と最終話でトドメを刺しに来ているに違いない。
ひより姉の強さを改めて確認。
「ちゃん」付けされて無い男は希少?
最終話「座敷わらしを捕まえた⁈」
この回の盛り上がり凄かったです!
月太郎君の葛藤、先生の怒り、あの時のあの人なの!?
と、積み上げから来る面白さ。
BGMが何時にも増して良い仕事をしていました。
太助がいるだけで安心感を覚える自分・・・してやられましたな。
今作で伝えたかったであろう事がお話としてシッカリ詰め込まれていた良き最終回でした。
全話通して妖怪との向き合い方と、その世界観の作風が面白かったです。
敵が強くて進めないみたいな作品では無いので、SwitchでRPGツクールMVTの無料プレイヤーをDL出来る人であれば、普段ゲームをやらない人でも手に取ってやってみて欲しい作品です。
ゲームの音楽とビジュアルを含めて、その世界観を楽しんで頂ければこれ幸いです。
是非にお試し下さいませ~。