カンテラさんの ご友人の
らのさんの小説を読ませて頂きました。
【板チョコ(ホワイト)】
https://ncode.syosetu.com/n6596gw/
なるほど、これは確かに
友情と百合の間の物語のスイーツ添えですね。
私自身は普段、百合モノや小説を殆ど読まない者です。
物書きの方を相手に感想を書くのは、恥ずかしい事この上ない。
しかしながら、この面白さを伝えずにいるのは私の中の何かが許せないので書いてしまいます。
物語は女子高生のクロエの一人称で進みます。
彼女には大好きな親友の ありさがいるのですが、その〝大好き〟がどうカテゴライズされるのかは見ないままに、いちばんの隣におさまっておりました。
天使の様でキラキラでかわいい ありさ。
彼女と過ごすスイーツの甘くて幸せな時間。
ところが、そこに ありさと仲良くなる男子が現れて…
といったあらすじ。
お話は序・破・救の3幕構成になります。
小説と聞くと構えてしまう方もいるかもしれませんが、あらすじで気になった方は私の記事を読むより上のリンクから読み始めてしまう事をオススメします。
それ程長いお話ではなく、文章の読み易さと相まってサクッと読めて満足頂けます。
小説が書ける人ってやっぱり凄い!
漫画みたいに絵も無ければ、ツクールみたいに素材を使って見せる事も無く、文章で味も触感も日差しや風、あらゆる物の質感までをも表現してしまうんですよ。
例えば上の『天使の様でキラキラでかわいい ありさ』は私の言葉で申し訳無いのですが、作者さんは直接その言葉を使わずに、クロエのフィルターを通して描写され読み手に伝えているんです!美ですよ!美!
…私の駄文でその描写の美しさを伝えるのは無理なので、先ずは読んで欲しい( ;∀;)
小説を読まれた方なら『あ、天使おるやん』って思って頂けたはず。
そこからは只管もう、その世界に浸って読めてしまうでしょう?
引っ掛かりが無く、情景が浮かんで読めてしまうのヤバない??
普段長文読まない私が全部読めちゃったよ(;゚Д゚)
破が終わる頃とか、先が気になってワクワクが凄かったです。
メインキャストも主要となる3人に絞られていたから、分かり易くて良かった。
心理描写や演出もしっかりされていたから、それぞれの魅力を感じる事が出来た。
読み終えた時には3人の事がすっかり好きになりました。
自転車で先導して風で指痛める事で描かれる心理描写なんて、考えた事もありませんでした…
男子禁制の百合モノかと思いきや、男の子の描写も丁寧にされていた事でお話に説得力があって好感触。
三人がそれぞれ、かわいいとか良い人と口にするだけじゃなくドラマがあって読み手にそう感じさせれるだけのモノが、この物語にはあります。
スイーツも最初から最後までお話を盛り上げる素敵な要素として、そこに在りました。
ぐはあ 駄目だ!
やはり書けば書くほど文章力の無さが足を引っ張る…(/ω\)
読みなはれ!
先ずはそこからです!