JunさんのRPGツクールMV作品
【創作した小説が世界の神話になっていた頃】の第一部を
アツマールにてプレイしました。
クリアまで7時間30分ほど。
かなり作り込まれたシナリオとドット演出の数々でしたが
2012年8月から2018年11月、6年間に渡り連載された小説を作者様自らゲーム化された物が本作になるみたいです。
ゲームは苦手だけど作品は気になる!…という方は
↓こちらからお試しを。
ふりーむさんでロード時間が短いブラウザ版も公開されてますが、クリアまでの時間とセーブ維持の関係上アツマールさんが安定でした。
(2時間くらいやってからアツマール側に切り替えたのはナイショ)
はい、前置き お終い。
ここからは内容に触れて行きます。
主人公・玲菜は小説家を夢見る二十歳の女の子。
彼女が盗まれた原稿用紙を追って辿り着いた先は、自分が書いた恋愛ファンタジー小説の世界だった!?
…でも待って、
小説の彼はもっと優しくて。紳士で。イケメンで……
こんな奴、私のシリウスじゃない!!
というか、私を捕まえるってどういう事よ!??
助けて、そこの お父さん似のオジサン!!
・・・概ね、そんな出だしだったと思います。
ここから まさか
ああなって行く なんて、ねえ(ΦωΦ)フフフ…
自分が作った世界なら、自分に都合よく物事が動いたり、チヤホヤされまくると思ったら大間違いだぜ!ってシナリオの作りが面白かったです。
とある赤い乗り物が出て来た辺りから、人物だけでなく、世界観にも興味を持ち始めました。
アレに搭乗して向かうシーン、この作品ならではの味があって好きです。
選択肢は割かし誰に対しても好印象的なのを選んでいましたが、マントイベント辺りからは、すっかりショーンよりレオ派になってましたね。
アツマールでプレイした事もあって、他の方のツッコミとかのコメントも見えて面白かったです。
(私も幾つかコメントしちゃいました)
物語の特徴としては元が小説という事もあって、日にちや場面転換が多目。
一段落とか、区切りの入る作りでしたので、合わせて私の方でも日を掛けて、ゆるりとプレイさせて頂きました。
(チキンプレイヤーなのでダンジョンにも割と籠ってたなあ)
終盤は続きが気になる怒涛の展開続きで面白さが大渋滞!
世界創世の設定やアイデアの練り込みに興味深々。
そうだ、この作品
王子やオジサンといちゃつくだけの乙女ゲーじゃ無かったんだ…
って引き戻された感覚は、主人公とシンクロしてたんじゃないかな。
あの畳み方から第二部への繋ぎ、実にお見事でした!!
フィールドに関しては通常のRPGの様な自由に動き回るシステムで無い分、毎回移動演出は凝っていて時の流れを感じれる作りになっていたのが印象的。
ツクラ―目線ですと、イベントシーンこそ作る時間が掛かる物だと分かるのですが、この作品においてはメインがそっちなんですよ。
それが戦場シーンやキャラが抱き合うグラフィックなど、かなり細かく拘って作られていたので、どれだけの時間と情熱を掛けて作られたのかとプレイを楽しむ一方で驚かされる事も多々ありました。
登場人物は完璧で無い『抜けてる部分』を持たせているので人間味を感じれるのが良かったです。
それでいて、お話を重ねていく中でちゃんと見せ所を用意して、人物の評価に説得力を持たせているのが上手い。
なんやかんやで大事な所は気付いたり察してくれたり、行動や言葉にしてくれるレオはやっぱりイケメンですよ。
妹ちゃんも良い子だったので、幸せになって欲しいなあ。
ゲーム性の部分
エンカマップではストレスゲージがあって、100%貯まると専用技が使える。
反面、貯めたままだとやる気が出なくて動けなくなるという駆け引きもあるんだけど、そこまで難易度はシビアでは無いのでご安心を。(むしろプレイヤー有利な仕様です)
洗濯物と戦ったり、軍隊でバトったり…戦闘は演出よりですが作風に合わせてアイデアが盛り込まれているのでそこも見所ですね。
おお!っと思う事が多くて、これもアツマールのコメント機能と相性が良い部分なんじゃないかな。
ネコちゃんは好感度MAXにすると特別な武器をくれるので、ビジュアル重視で釘バット派の人も頑張ってみて下さい。
そして
こちらの作品、何が凄いって
既に『第二部』が公開されているんですよ!
第一部だけでも完成まで相当掛かったと思う(二年四ヶ月とありました)のですが、こちらも二年二ヶ月と、これまた凄い情熱のこもった作り込みの様でオラわくわくしてきたぞ!
こちらもゆるりとプレイさせて頂きます。
(/・ω・)/