あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

Sky And Earthを語ろう①

前記事より日が空きましたが【Sky And Earth】のDL&プレイはして頂けたでしょうか。

※今回から内容に触れて行きます故、ネタバレが嫌な方はご注意ください

 

作品は紹介文にもあるように長編王道ボーイミーツガールです。

ぶっちゃけ、何が凄いのか?

それは圧倒的作り込みです。

登場するモノ全てで世界を、作品を作り上げているのがプレイして頂ければお分かり頂けるのでは無いでしょうか。

 

①ボーイミーツガールの作り込み

少年と少女が出会って・・・という王道展開があったとして、皆さんが思い浮かべる作品は何処までやりますかね。

私はEDまで73時間程プレイしましたが、ここまでぶっ通しでこれに振り切った長編RPGというのは稀でしょう。

かなり丁寧に、そしてココまでやってくれるのかという所までツボを突きながら魅せてくれました。

6章の逃避行を迎える頃には、二人から目を離せなくなってましたね。

そして毎章、最終回かってくらいに盛り上がって行き、それがクリア後まで続くのだから凄い。

長編である点を活かして、幾つもの体験・エピソードを織り交ぜながら築き上げた物語は、それを直接プレイした者だけの宝物と言えるでしょう。

メディアミックスされる機会があれば、勿論追いかけますが、直接作品をプレイしないと得られない面白さ・興奮があるので、これは是非にお手に取って頂き、皆でこの感動を共有したい所です。

 

②全ての登場人物を巻き込んで展開される物語

ゴグマというバケモノがいる世界を、見事に構築された本作。

人類はコレに対抗していくワケですが、シナリオの展開と共に世界の状況は常に変化して行きます。

そうなると、そこで生きる人々の生活も動く事になるのですが、この更新頻度が半端ない。

『○○に△△が現れて□□で・・・』

こういったNPCの会話の更新が世界の各地で行われる。

それも一回ではない。何度もだ。

これにより『生きた世界』を再現しており、プレイヤーとしては世界観に浸れるワケですが、ツクラ―目線ではこの手間だけでも恐れ入る。

NPCを巻き込んでシナリオが進むのが特徴的だというのは序盤から感じていました。

分かり易い所では序盤の集団でゴグマに挑む所です。

他作品でもNPCのスポット参戦自体は珍しくないのですが、この作品はそういった域じゃない。

一時出た名前が出ないNPCも常に世界に存在し、世界を作り上げているのである。

メインキャストだけでも大変なのに、膨大な数のNPCを管理仕切ってるって、正に神じゃね?って作り込みです。