shinさんの【天使の声ー完全版ー】をプレイしました。
追加エピソード含めて1時間くらい+動画にてレポートC視聴。
言わずと知れた
第一回公式コンテストの最終選考作品の一作
…なのですが
『ノベル』とあったので未プレイだったんですよね。
(食わず嫌い)
前回の自主コン時にお互いの作品をプレイしてなかったら、今もなお未プレイのままだった自信がある!
今回プレイに至ったのも前記事の流れから『宇田ナオキ』と『メイスイリ』の物語に関連するお話という情報をshinさんから頂いたからです。
釣られクマ~!
前半は神代ヒヨリちゃんの記憶を追う物語で、先に同作者さんの他作品をプレイした身からすると
shinさん、どうした!?
(;゚Д゚)
って、くらいに他作品とテイストが違って
ミステリー部分もあるんだけど、凄い綺麗なノベル作品で
何と言うか『白』かったです。
…何だコレ。
私の知ってるshinさんはもっと人間の黒さを押して来る人だったはずだ。
(※注:今作は2017年に制作された過去作品です)
いや、お話自体は感動系でよくまとまっている。
疲れている時なら泣いてしまったかもしれない。
犬好きなツクラ―にも刺さる事だろう。
あ、EDは迷わずソラを選びましたが、締め方的にはもう一方の方が好みでした。
良い作品なんだ。
ティーン向けノベルとしてならまとまりもあるし『行儀の良い作品』だ。
だが、コレジャナイ感は拭えなかった…。
私がshinさんの作品に求めているのは光しか知らない者では辿り着けない『黒』。
人間の闇を知る者だからこそ描けるそれなのだ。
・・・そして
クリア後に始まる追加エピソード
これだよコレ!
この『狂気の世界』と『ヤベー奴』が存在してこそだろう!!
(偏見)
本編の後日談にあたるのだけど、前半を越えた甲斐があったと思える満足度。
ヒヨリちゃんと男の視点を切り替えて進めるシステムも、プレイ中に男の正体に目星が付いていてその通りであったにも拘らず、『面白い』と思えてしまう作り込まれたシナリオの説得力と演出、青ダヌキの指示に従って動かずにはいれなかったシーンも最高でした!
アルファベットのパスワード系で普段詰まる私が、全然詰まらずに答えを入力出来たのだから、程良いヒントの出し方だったのでは無いでしょうか。
勢い余って進め過ぎたのか、探偵バッチがゲット出来無いままやってしまったらしく、レポートCに関しては、クリア後に動画で視聴させて貰いました。
前半に続き、表の追加エピソードも感動系として綺麗にまとまっている。
以前の私であれば、素直にこちらだけでも高評価でベタ褒めしていたと思うのですが、シリーズを追って飼いならされた身としてはそれだけではすまないというか…
本編の流れを組む
表の『白』
隠された真実である
裏の『黒』が加わって
shinさんの持ち味がよく出た1作だと感じました。
これが制作されたのが、この記事より5年くらい前で、この頃には既に作風が出来上がっていたっていうのが凄いよね。
同作者さんのツクトリ作品【秘密と嘘とチョコレートリリー】を好きで、こちらを未プレイという方であれば、後半のテイストに近い部分があるのでプレイ、もしくは動画視聴などの形でこの作品にも触れて欲しいです。
他作品から入った身としては、shinさんの『白』を見るのも新鮮で面白かったです。