あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

サイダーのように言葉が湧き上がる

人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年チェリーと、コンプレックスを隠すマスク少女スマイル。

ショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく。

ひと夏の青春物語。

 

劇場でCMを見て、対に観に行こうと決めていた映画作品です。

 

作品の雰囲気がCM通りのモノで凄く良かった。

私が利用しているのもモールの映画館という事もあって、舞台も主人公のチェリーとヒロインのスマイルも身近に感じれたし、ふたりが歩く田んぼ道のシーンも凄くエモくてフヒヒ~となってしまいました。

スマイルちゃんが歩く道をぴょんと跳ねて左右変える所とか可愛い。

やらかした時の顔も凄い好き!

チェリー君の照れっぷりとか口に出せない所とか たまらんですたい。

某シーンは連呼し過ぎ!って心の中でツッコミました。

ふたりで捜査する所とか青春の憧れのワンシーンです。

観てる途中で、ツクールでもやってみたいと思ってしまいました。

 

キーとなる人物も序盤から立たせてあって、お話に無理がありません。

構えなくても観れる、分かり易いシナリオと展開…

うんうん、こういう作品で良いんだよ。

私も作ろうとすると色々詰め込み過ぎちゃって、分かり難くしてしまいがちですが

ド級ストレート作品も昔から好物なんですよね。

 

でもって、この作品

キーアイテムの使い方がオシャレでセンスあってエモいんです!

(はい、今回二回目のエモい来ました)

ここだけでも(・∀・)イイネ!!ってなる人多いんじゃないかな?

伏線も分かり易く入っていたし、その上でも『そういう伏線であって欲しい』と応援したくなっちゃう箇所が何度かあって、これもう王道だよね。

奇をてらわずとも展開が面白い。

観る方も主人公とヒロインを追っていれば話が分かるので、疲れずに間延びする事無く最後まで観れちゃう。

クライマックスとタイトルに盛り上がりと一番の見せ所がちゃんと集中してるし、そこまでのお話の積み上げ方も綺麗でした。

 

伏線マシマシだったり、スケールのある感動超大作みたいな お話も好きですが

本当、こういうので良い。

これくらいの匙加減の作品も私には必要なんです。

CMに偽りナシなので、あれに惹かれた方は是非に劇場に足をお運びください。