あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

オルター・シャドウ

ツクールMVT(Switch)作品

Whiteさんの【オルター・シャドウ】をプレイしました。

 

BAD ED到達2時間50分程

称号8つ

漆黒の羽4枚で1枚足らずorz

TURU END(追加演出確認)到達5時間+α

 

紹介文

あなたという光を守るため、僕はあなたの「影」になる。

 

世界に対する視点の違うキャラクターを切り替えて攻略するタイプの現代アドベンチャー

Twitter作者さんの画像やフォロワーさんの感想から興味を持って夜中にプレイを始めました。

最初は『夜遊び』的な深夜の独特な雰囲気を通す作品かと思っていたので、リアルタイムもそこに合わせてみたのですが、『昼間』の部分もあったので展開に合わせて途中で睡眠も挟みました。

 

フェスから何作品か上げられている方だけあって、新規プレイヤーに対する操作説明&攻略メモが親切で分かり易く、進行で詰むという状況はありませんでした。

特に、この攻略メモ

『僕』が『あなた』に向けて用意した物であり、状況が把握しきれて無い主人公とプレイヤー、世界観とシステムがマッチしていて使い所が上手です。

謎解きに関してはゲーム内にあるヒントで突破出来る物で理不尽に感じる物もありませんでした。

サクサクでは無いけど、ちょっと悩めば進める…という、私的には程良い難易度でした。

避けゲー部分も、基本Yボタンで救済があるので難易度は優しめです。

ただ、メッセージ中に当たったらダメな奴が動き回るので、プラネタリウムの強制イベント中は気になりました。(詰む事はありません)

 

さてはて、ここからはストーリー部分のお話。

主人公の状態に関してはプレイして反応を見て行けば、何となく予想は付くでしょう。

が、時々それを忘れて

『気付かれた!? 逃げないと…!』って思ってしまったり

主人公以外の登場人物に対しては

『ハハーン、この人はアレじゃないか』→全然違いましたorz

と、良い意味で踊らされる部分がありました。

特に後半の密度は前半からは予想出来ない濃厚な物で、表現方法も面白く盛り上がりもあって一気にプレイしてしまいました。

表現で特に好きだったのは『僕』に『あなた』がピアノを弾くシーンのやり取りです。

あそこに至るまでも、その後も独特な雰囲気の表現で自分の好みでした。

シナリオに作者さん独自の表現が加わる事で、面白さがアップするんですね。

 

BAD ENDは見れるタイミングが分かり易いので小分けにセーブをされていれば逃す事は無いと思いますが、種明かしが一気に来るので、私みたいに普段BAD ENDから観る人でも後回しにした方が楽しめるかもしれません。

オススメはBAD END手前のデータを残して先にお話を進めて謎が解け切ってから、TURU ENDを観る前に回収する感じでしょうか。

(※ここは好みにもよります)

 

キャラ部分に関しては

メインキャラも良かったけど、主人公たちの友達が好きでした。

女友達二人やショウ君は直接は関わらなくても、お話に絡んで来てキャラも立っていて良かったです。

特にショウ君は他作品でも使えそうな美味しいポジションのキャラ設定。

また、美術館のお互いを思う姉妹など、キャラを入れ替える事で初めて見える裏部分を覗けるのがNPCに深みを与えていて面白い、良いシステムの作品でした。

メインキャラに関してはネタバレになる事しか書けないので割愛。

『親子』『劣化』『犠牲』『我侭』『合せ鏡』

この辺りのワードに感じる物がある人はノベルとしても楽しめる部分が強いのでは無いでしょうか。

 

深夜に ふと始めてみたくなる

そんな面白い作品を

ありがとうございました!