あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

ゼツボウノマホウ

紅白と紫の境界さんの【ゼツボウノマホウ】をプレイしました。

ED3~5まで 8時間40分地点で到達

ED2 10時間10分程で到達

 

※ラストED1への条件と思しきモノが11時間10分地点で奮闘中なのですが、攻略法が分からずしばしまだ掛かりそうなので、熱が冷めやまぬ内に一度記事にさせて頂きます。

 

そのタイトルに偽りナシ、登場人物とプレイヤーの心をガシガシ削って来るノベルよりのRPG

スタートから意味深な現在から始まり、プレイヤーは過去の出来事と現在で起こっている事をしばらくの間、交互に体感する事になります。

この最初の2時間位が特にヒリヒリで、常に『時限爆弾』を持ち歩いているかの様な重さがありました。

世界観に合わせてのシステムなのですが、レベルが固定性(シナリオ進行でアップする形式)で力押しが出来ないのがまた、ヌルゲーマー的にはMPをゴリゴリと…。

ボス戦闘に関しては育成は制限が掛かっているので消耗品や一部変更がきく装備品の組み合わせで攻略するパズルに近い感じがしました。

不自由さ+時限爆弾…最初の2時間は『忍耐』でした。

ただ、ここで投げ出すのだけは無いという思いも常にあり、どうしても主人公たちの生末を見届けたい。未来へ進ませてあげたい。

そんな気持ちで突き進めました。

 

 

・・・諦めなくて良かった・・・

 

 

最初の内は不便や不思議に思っていた戦闘周りのシステムも、プレイしていく中で、なるほど、フェスでこの作品を表現するには勇逸無二のやり方なのだと理解出来ました。

シナリオもキャラも表現も深い所まで切り込まれていて、『現在』に戻ってからは作品に引き込まれて、先が気になり時が経つのを忘れてプレイしていました。

これはゲームだからこそ、そして此処までの物語を『体感』したからこそ生まれた感動です。

ネタバレしたくないので多くは語れませんが、登場人物ではライト、ブラン、メアが好きです。

3人には削れるメンタルを支えて貰いました。

システムと言えば、長めのイベント前にマメに入るセーブと忠告にも助けられました。

最初のED手前のセーブポイント踏む前に一度強制終了くらいまして、何とか倒せたボスからまたやり直し!?と思っていたら、ボス戦後にちゃんとセーブしてました。ありがたや~。

私自身はヌルゲーマーではありますが、主人公が心技体共に強くなっていくのも実感出来ましたし、ボス戦もED2までは詰むほどの難しさはありませんでした。

ただ、最後のアイツだけは厳しい強さですね。

同じく感想をあげられている啓太さんが苦戦されていたのも頷けます。(しかし、しっかり倒してる所が凄い)

 

一先ずED2~5まで辿り着いた者の感想でした。

作品の濃さに対して具体的に語れる内容が少なくて申し訳ないのですが、そこは今ならDL出来ますので是非にプレイして体感して下さい。

本記事は、その際のプレイ時間の目安にでもして頂ければと思います。

 

 

挫折もした 疑心暗鬼にもなった 許せない者も居た

どうしようもない終わりを見る事もあった

だけど それらは『片割れ』だ

押し潰されそうになる時は考えよう

 

『ゼツボウノマホウ』

 

それもまた『片割れ』なのだから