RPGツクール2やサウンドノベルツクールが発売された翌年、1997年11月27日にPSにて初のツクールが発売されました。
それが今も良作と名高いRPGツクール3です。
お値段なんと5800円!
PSソフトはSFCソフトより安く、別売りのメモリーカード(税込み1980円)にデータをセーブする方式。
先のメモリーパックとの違いは、どのPSソフトでも対応の基本的な周辺機器であり入手が容易でした。
品質も優秀でFCやSFCみたいに頻繁にセーブデータが飛ぶ事もありませんでした。
そうです。
遂に私も制作中のデータが飛ぶ心配から解放される時が来たのです。
これがとにかく大きかった。
それまでは制作中にデータが消えちゃうから長編RPGなんて作れる気がしなかったのですが、この子はそのハードルを下げてくれました。
グラフィックの作成だったり、音楽ツクールかなでーる2による作曲、職業システム実装による幅の広がった制作要素、またイベントにおいてはメモリーカードを複数読み込ませる事で容量を気にせずに無限に作れる等、癖のある仕様やマイナス面を差し引いても家庭用ツクールでは最強候補の一角になると思います。
PSなのに最初のメモリーカードの読み込み以外はエンカウント時すら読み込み時間が気にならない作りなのも高評価。
雑魚敵の存在意義を説いたサンプルゲームのゴブリくんの冒険も名作ですね。
で、肝心の自作品ですが
なんと1作だけ完成まで行きました(∩´∀`)∩
True Heroというタイトルで元勇者、現代の勇者、新たな勇者…といった形で3人の勇者が登場するRPGでした。
まあ、完成させたのは発売からウン年経ってからなんですけどね
(;'∀')
終盤イベントで選んだ仲間キャラのEDに分岐するとか、中々に力を入れて作った作品だったのですが、別作品作りたくなって消しちゃったんですよね。
(メモリーカードの意義とは…)
…なお、このツクールを最後に開発元が空想科学さんから変わり、家庭用ツクールは迷走期に入るのだが、それはまた次回に。