創作家が制作中にかかる『これ面白いのか病』をご存知でしょうか?
それまでノリノリで面白い作品を作っていたハズなのに
ある時、「あれ、これって本当に面白いのか…?」と妙に冷めてしまうアレです。
私も毎度かかっては制作が止まる事が多々ありまして
酷い時は一月以上も手が付かない事もあります。
Q.何故 冷めてしまうのか?
1、感動する力が薄れてしまっている
創作と向き合う際には、受け手側にも それを消化出来る余裕が必要です。
疲れていたり、忙し過ぎると作品の内容が頭に入らず面白いと感じなくなります。
先ずは心と体調の回復を優先に。
2、新鮮味が薄れてしまっている
最初こそ真新しさに面白さを感じて作り進めるモノの
慣れて来ると新鮮味が薄れて作業的になりがちです。
これに関しては、違う作業に手を付けたり、進捗を上げて周りの反応を見る事で更新する手があります。
また、無心で作業した場合でも、変化が起こる事により ある程度回復する事もあるでしょう。
ネームは弄り過ぎるとテーマからズレてしまったり、蛇足になる事もあるので慎重に。
なお進捗は あまり変化が無い状態で やり過ぎると周りの新鮮味が薄れて反応が弱くなる事もあるので程々に。
(未完成の体験版を間を開けずにアップし過ぎて評価が悪くなるアレです)
3、他にハマるモノが出来てしまった
作品から離れ過ぎてしまい、作品に対する情熱が薄れる事もあります。
創作にインプットは必要ですが、制作時間を削り過ぎない様に上手くコントロールしましょう。
貴方の作品は貴方が作り進めない限り完成しません。
4、理想とのギャップ
脳内では神ゲーだったのに、いざ形にしてみたらツールの仕様や技量で思っていたよりショボい出来にテンションが下がる事もあります。
こればかりはやってみないと分からない。失敗も成功に繋がる経験値です。
今は妥協・代案で行くが、いつかリメイクしてやる!くらいのつもりで、今出せる物を出しましょう。
5、実際に面白くない
面白さを意識せずに作業的だったり、その場の勢いで進めてしまった場合に後々陥る事があります。
この場合は原点回帰して『この作品の面白さ・ウリは何なのか』から振り返って見直すと良いかもしれません。
ちなみに最も有効な脱却方法は
完成させて公開して他人から良い反応を貰う事
だったりします。
それまでは半信半疑は付いて回り、何なら完成~公開手前まで『これ面白いのか?』が続く事もあります。
そう、身もフタも無い話ですが
結局は公開するまで『他人が面白いかどうか』なんて事は分からないのです。