あまつれんとのツクールの足跡

RPGツクールフェスを中心に活動している者です。

説明書の話

Twitterで時々話題に出るゲームの説明書の話。

 

今回はそこに触れてみます。

我が家の最新ハードはSwitchになりますが、もう紙の説明書は付いてないのがデフォルトですね。

気になったので調べてみたら

ツクールDSや+には そこそこの厚さの物が

3DSデビルサバイバー2では説明シートと呼ばれる見開きの薄紙1枚が付いていて、説明書は電子書籍

この頃にはもう紙の説明書の文化は薄れていたんですね。なるほど~。

 

さてはて 時は遡る事 ファミコン時代

(分からない子は有野課長の動画を見よう)

 

この頃は まだブックオフみたいな大手の買取中古販売店が無くて

ショッピングセンターに時々ワゴンの中古セールでファミコンソフトが売られたりしていた時代です。

かなり記憶が曖昧ですが

白いカゴに雑にファミコンソフトが何十、何百と敷き詰められて値札も直貼り、箱無し説明書無しも当たり前でその分安いみたいな売られ方でした。

ファミコンのプレイ画面を見た事がある方ならご存知でしょうが、ゲーム内に操作説明なんて物は殆ど無いのがデフォルトでした。

容量的にも そんな物を仕込む余裕は無い。

その為の説明書だろうという考えだったのでしょう。

 

しかし、子供であった私たちにはそういった理解力はありません。

ゲームを買って貰えるのであれば説明書無しでもいい!

その為には数百円でも安い物をねだるのである。

結果、手元に残る操作の分からないゲーム達。

そう、我々のファミコン時代のゲームは操作方法を探す所から始まるのである

今と違い友達のプレイを横で見ているのも当たり前の時代でした。

ネットの情報も無いから地元の友達やその兄弟、先輩達のプレイを直接見たり、情報交換を口頭で行ってアレコレ格闘して『ゲームは1日1時間まで』を言いつけられる中、難しいファミコンゲームを夢中で遊んでいました。

 

今思えば

この時代にも攻略本やゲーム雑誌はありましたが、子供のお小遣いと行動力ではそこに行き当たりませんでした。

(今ほど字を読めなかったり、興味が無かったのも要因でしょうか)

マリオ3は一部の友達の家で攻略本を見たっけか。

 

対してファミコンゲームというのは本当にクリアが難しかったんです。

ギリジャンみたいなシビアな操作性を求めて来たり

1ミスでスタートからやり直しとか

脈略の無い隠し要素の発見・特定の操作をしないと進めないとか

難易度というより最早ゲームとして成り立ってないだろうと怒りたくなるような作りのゲームも沢山ありました。

ネットでクリア動画見てると、その考えはズレて無かったと苦笑する事も多々あります。

 

・・・話がかなりズレましたね。

 

詰まる所、この時代は説明書有りきでゲームが作られていて

それ込みでも理不尽さと面白さが混在していたと記憶しております。

ゲームボーイで若干難易度は下がった様に思いますが、それでも説明書無しはキツカッタかな…?

 

でもってスーパーファミコンの時代

ABボタンの他にXとY、LRボタンが増えました。

これは事件です。

あの初心者にも優しいとされたマリオですら、操作方法が難解になってしまいました

( ;∀;)

 

しかし、そこは天下の任天堂

最初に出したスーパーマリオブラザーズ(ヨッシー初登場のアレです)ではゲーム内でしっかり操作方法を徐々に教えてくれる仕組みになっています。

そしてこの流れは他のゲームにもシッカリ受け継がれて、ゼルダやガイア幻想記、ドラクエ5のXボタン等、

家庭用ゲームでもゲーム内で操作説明が入るのが主流になっていったように思います。

 

これね。

プレイヤーは説明書を読まないって思われがちですが

実はファミコン時代に『説明書無しでのプレイ』を強要され

その後にスーパーファミコン時代で『ゲーム内で説明が出るからOK』という流れが少なからず関係しているのでは無いでしょうか?

少なくとも この頃の私は

操作説明の為に説明書を見るというよりも、家に帰ってプレイするまでに親の車の中でパンフレット的な感覚で読んでいたり、プレイの合間に暇つぶしで見ていた感覚です。

攻略本や雑誌もゲーム雑誌も大分浸透していたのも大きいかな?

 

が、ここでまた変化が

プレイステーションの誕生です。

コイツに至っては更にボタンが増えていて、説明書を読まずの操作は困難だったと記憶しております。

(ボタン名もアルファベットじゃなくて△やら□だったし…)

パラッパラッパーとかパラサイトイヴとかそれまで触れて来なかった、SFCとも違う新しいジャンルのゲームが多数あったし、ゲーム内で説明されても覚えきれないんだコレが

(/ω\)

 

幸いプレステは

音楽CDみたいなオシャレで統一された大きさのパッケージ

これまたオシャレな歌詞カードみたいなフルカラーの説明書が付いていて読むのが苦じゃないというか、むしろ楽しかったんです。

(パッケージのジャケットも兼ねているので無いと寂しいまである)

サターンは未所持でしたが、ドリームキャストもデイスクで同様でした。

DSのパッケージや説明書はここに近い物があるかも?

アドバンスまでは紙だったのがプラスチックにシフトしていったんですよね。

 

プレステ2やPSPは説明書まだ付いてたんですけど

薄くなったのってプレステ3辺りから??

ネットの普及でDL版なるモノも生まれて説明書も電子書籍へと移り変わっていったのですね。

紙の説明書が付かない事で

操作説明をゲーム内の待機画面でいつでも確認出来たりと、ゲーム自体が大分ユーザーフレンドリーな作りに変化していったのはゲームならではの文化ですね。

 

分厚い説明書の役目は初回限定版の設定資料集とか、別売りの攻略本・電子書籍

移行し、ゲーム自体の生産コストを下げたのが今風のやり方なのかな。

ゲームの説明書という文化自体、これからの子供たちには馴染みのない物になって行くのでしょうね。

 

 

・・・さてはて

一方で時代と逆行するかのような説明書があるのをご存知でしょうか?

 

はい、スマホや車やナビの紙の分厚い説明書です。

 

アレが改善される日は来るのかしらん?

(;・∀・)