ツクールMVT作品
風丘春希さんの【呪染3~蒼月ノ贄~】をプレイしました。
前回の記事は↑からどうぞ。
前作【呪染2~憑神ノ社~】の続編作品。
初回プレイが4時間20分程でED(SPECIAL)に到達。
そこから、
とある選択肢を選ぶ地点のセーブデータ(プレイ時間2時間半程)の所から再開
2時間程プレイしてED(TRUE)に到達。
今回は自力で此処まで辿り着けました。
最初のEDを見た時はやってしまった/(^o^)\ナンテコッタイって感じでしたが、結果として良い順番でEDを見れましたかね。
初回の時と展開が大きく変わって行ったので面白かったです。
それでもTRUEに辿り着ける確証は無かったので、途中でおや?と思った所は何度かやり直しましたし、最後まで気の抜けない緊張感がありました。
と、嬉しさのあまりEDの話からしてしまい すみません。
この『3』に関しては完全に『2』からの続編の内容になっていて『2』を最後まで観ていない方にとっては感情移入の仕方、心構えとでも言いましょうか
物語への挑み方が全然違う物になります。
必ず『2』を見届けてから『3』に挑みましょう。
なお、前回の記事で私が気になっていた部分に関しては、作者様が思う所があり後から選択出来る様に変更されていたとの事。
ホラーだと強制選択肢(1つしか無いからボタン押させるだけのヤツ)もある中、プレイヤーが抗える要素を残して頂けたのは有難いです。
さて、今作もジャンルとしては探索ホラーではあるのですが
前作とは明らかに挑む心構えが違います。
前作は謎解きのある脱出よりのオカルトホラー。
本作は謎解きのある探索重視のオカルトホラー。
前作は、とにかくヤバいのから逃げなきゃ、抜け出さなきゃだったのが
本作は、ヤバいのも居るみたいだな、だが必ず見つけ出す…!
という『悪霊怖い』よりも『失うのが怖い』
自分が何とかするんだ!的な熱い使命感で立ち向かう物語になっていました。
前作で広がった謎を今作で究明して行くので、2つのお話は完全にセットです。
探索やギミックは新しい要素も織り交ぜつつ、セーブは消費無しのセーブポイント制だったり、物語の道筋のヒントを貴重品から確認出来たり、消耗品も多めに入手出来たりと、プレイし易くなっていた印象です。
(※なお、追いかけっこは毎度、目論見通りに初見で捕まっていた模様)
前作では存在をゲーム内の記事で見ただけで、出番の無かった方々まで登場して物語がリンクして行くのが面白かったです。
明かされて行く過去の悲劇…
良い子ばかりだから、その最期はどれも悔しかった。
彼女達も長い時を経て、今作で少しでも報われたのなら嬉しいです。
登場人物もシナリオも、かなり練り込まれていて家庭用のツクール作品とは思えないボリューム&作り込まれた作品でした。
未プレイの方はどうぞ『2』からお手に取って、彼女たちの物語を見届けて下さい。
制作お疲れ様でした。
次回作も楽しみにお待ちしております。